乙一
角川書店 (2001/05)
売り上げランキング: 1954
文庫版が発売されている事に気づき即購入。
勝手に量があると思い込んでいたので、あまりの薄さに驚きました。(短編集です)
他人に馴染めない二人が携帯で繋がった。
電話という顔もコンプレックスも見えない状況で、初めて人と理解し合えた二人。
>> ReadMore
それは、ネットの世界と同じに思う。
言葉の強さを知っている二人だから、相手を思いやり尊重する。
が、実際、ネットでは、逆の言葉が流れる事が多いですよね。
私もメールでは、結構気軽に話せるのに、現実世界ではなかなか自分の気持ちを上手く伝える事ができないので、この見えない携帯でのやりとりで理解出来ていく二人の様子がすごく分かりました。
にしても、二人が初めて顔を合わす日に、まさか事故に遭うとは全く予想していなかったので、この展開には本当にビックリで、「そうくるか〜っ!」って感じでした。
頭の携帯と事故、未来の自分とアイデアはすごく良かったのですが、なんせ短すぎて、感情移入できなかったのが残念かな。
(ドリの「きみしか聞こえない」の方が、想像する事も前向きな気持ちになる事も多かったですね・・・)
それから、たまに、リョウが話す言葉が「なになにさ」と男口調になり、どっちのセリフか考えてしまう事があったのですが、私だけ?!
私のイメージでは、リョウは絶対そんな口調はしないタイプに出来上がっていたので、なんで男口調になるのか納得いきませんでした〜。
Return <<